2014-01-01から1年間の記事一覧
ジャクリーンは17歳で デスクに向かって仕事をしていた そこへアイヴァーが 眼鏡越しに見つめてきた それが女の子を破滅させることも忘れて 時折その目は 見つめる自分の顔を忘れることがある そんなふうに見つめる顔は そうだ まるで僕が見せる顔だ そして…
僕がストップと言えば君はゴー 今だと言えば後の祭り 夜中に出かけて昼間にお帰り 良いも悪いも君には関係なし右に左に振り回し 持ち上げそして叩きつける ハイにさせてローにさせて しきりに僕をぶっ壊そうとする自分のことしか考えず 愉快な気分なら君は偏…
僕がまだ若く将来のことを考えていた頃 社会に出て職を得て スーツを着てネクタイ締めて 銀行ローンに苦しむ自分なんて想像もしなかったそして彼女に告げたんだ「時は来た」 言うは易し行うは難し だけど 僕たちには夢があるんだ それは 僕らの演奏する音楽…
ご担当者様 私の作品を読んでください 数年がかりで書いた作品 目を通してください リアという高校生が主人公なんです 仕事がほしいんです ラノベ作家になりたいんです女の子に興味のない男の子がモテまくる話です 周りの美少女たちは嫁として彼にまとわりつ…
救世軍の楽団が音楽を奏で 子供たちはレモネードを飲み こんな朝が一日中続いた 開かれた窓からは 若き日のシナトラのような声が 街中に響き渡った北の街の暮らし石畳の地面に座り ひとりが煙草を取り出した 他の皆は彼の話を聴く 1963年の冬は 世界は凍りつ…
夜、部屋から月を見ていたら 月が前後にすごい勢いで揺れだした 我が目が信じられなくなり これは夢か? と叫んでもみたが もしや何か別のサインでは?ふとメロディーが聞こえた気がして 振り返ってみたが誰もいない 電話が目に入った 受話器を取ったが発信…
狂った犬のように立って 君は涙を流していた そんな姿を見ると気を許して この腕で抱きしめたくなる 僕は後悔せずに生きようと努めてきた 常に前進して振り返りもせず だけどそこにはよく死体の跡が残っていた 放っていこう 言うこともないし恐怖で海に引き…
輸送機関 高速道路 路線網 出発 停止 離陸 着陸 からっぽな感情 失望した人々がボトルにすがれば それはそれは絶望的な気分なんだ うちのめされてうろつきまわって 虫みたいに地面でつぶされて うちのめされてうろつきまわって殻は砕かれ 汁が流れ出し 羽は…
子らよ育て 苦しむことなかれ 手をとりあって 眠れる悪魔のごとき 彼の泣き声が聞こえるか? 喜びの涙 悲しみの涙 彼は愛を明日売り渡すために買う休日のないこの生活 二度と戻れない地点を過ぎるなかで 男に成しうることを知った 女の憎しみも知ったリズム…
僕らはかつて鳥だった この世界に影を投げかけて 君はその恩恵であり そして僕は災厄であった 僕は事態の悪化を防ぐため最善を尽くした 君のためにそうではない これが君の運命だとずっと知っていた 翼が切り離されたときに 重荷を負うすべてに起こること い…
どうして君が近くにいると 鳥が急に現れるのだろう きっと私のように 君のそばにいたいんだどうして君が外を歩くと 星が空から落ちてくるのだろう きっと私のように 君のそばにいたいんだ君が生まれた日に 天使が集まって 夢を叶えることに決めた そしてその…
葉はすべて茶色 空は灰色 散歩に出たのは ある冬の日ロサンゼルスにいれば 暖かく安心できたのに カリフォルニアの夢を見る そんな冬の日ふと立ち寄った教会は 散歩道の途中にあった ひざまずいて 祈るふりをした 牧師は寒いのが好きだし しばらくここで過ご…
僕たちは軽くファンダンゴを踊り フロアを横切るように側転をした 僕は船酔いしたような気がしたけど 周りはもっと踊れよとけしかけた 部屋は騒々しく 天井が吹っ飛びそうなほどだった 酒をもう一杯注文すると ウェイターがトレイを持ってきたその後で 粉屋…
男としてどうあるべきか 一度出ていった女が 帰ってきたかと思えば 悪びれた素振りも見せないときは前みたいに戻れるよと君は言う 何とかするのは難しいと思うよ 過去は過去で 来るべき未来こそ大切なんだ 仮に僕らにチャンスがあったとしても何とかしてよ …
Do you realize? 君は最高に綺麗な顔をしている Do you realize? 僕らは宇宙を漂っている Do you realize? 君は幸せだから泣く Do you realize? 君が知るすべての人はいつかは死ぬさよならの代わりに みんなに知らせよう 人生はすぐに過ぎ去ることを君は知っ…
夜を生きるためにスイングして 朝が訪れる前にキメてみたい 幸運続きの君の狙いも定まり 誰かが君に賭けたら大当たり女を見つけてモノにしたい 欲しくて欲しくてたまらないとあるタイプのコを見つけた君は 彼女を振り向かせようと決意した たとえそれがどん…
何百万年間も 何百万もの家庭で 男が女を愛し そして子供が生まれ 彼らは傷つけ方を学び 泣き方を学んだ 人がみなそうするように息を吸い 息を吐く ファンキーハウスに忍び込む シンクの皿 テレビは修理中 床を見ないで 階段を上がらないで心は痛み かき乱さ…
自分が何者であるかを知るのに 才能は必要ない 自分に何ができるのかは 詩の言葉で教えてほしい 昨日の出来事が 思い出せない だけど周りが言うことは 少しも気にしない自分が何者であるかを知るのに フーディニは必要ない パラサイト リテラサイト 僕を焼き…
さあやってきたよ 街を歩いていると 会う人みんな びっくりした顔してるそう私たちがスターアニス! おかげで辺りは大騒ぎ だけど歌うのに忙しすぎて 誰にも止められない行きたいところに行って やりたいことをやって 不安になる暇もないよ 毎日がいつだって…
私が何も知らないのは 君が何も見せないから こっちに来て 私を好きになってカーニバルが街にやってきた今日 観覧車の輝く灯りが 路地に光を落とす そして私はここで ドアの前に立って 君を待っているの恋人たちの声が聞こえる 手回しオルガンの音 母の声 君…
今こそ変化の時だ 僕に降りかかる定めは ひとりのよき者を だめにしてしまうだからお願い 僕に 欲しがるものを手に入れさせて 今度こそは長い間 夢など見なかった 僕の人生は ひとりのよき者を だめにしてしまうだから僕の人生に一度でいいから 欲しがるもの…
彼は人間と呼ばれるまでに いくつの道を歩かなければならないのだろう 白いハトは砂の上で眠るために いくつの海を渡らなければならないのだろう 砲弾は永久に禁止されるまでに 何度飛ばされなければならないのだろう その答えは 友よ 風に舞っている 答えは…
その目が 僕を突き刺す 麻痺 完全な支配 今 僕に火がついた 燃え上がる炎その目は 視線を燃やして僕に迫る 圧倒的 素敵な破壊 今 僕に火がついた 燃え上がる炎この炎は止められない この街を燃やしてみよう この炎が止められないと言うのなら それなら僕も …
君には彼女が見える だけど触れられない 彼女の声が聞こえる だけど抱けはしない 彼女を欲しがっても 手にすることはない 君が願ったところで 彼女が許しはしない彼女は特別な存在ではないんだ お前がやったことを見つめ直せ今や君は彼女が二度と 戻ってこな…
ジーザスは僕じゃない誰かの罪を背負って死んだ 罪は盗人の坩堝で溶けていく ワイルドカードは懐に 冷たく厚い心臓 僕の罪は僕のもの 僕にこそふさわしい人は言う「気をつけろ!」 だけど気にしない そんな言葉は僕にとっては 単なる規則でしかない部屋に入…
どうでもいいことで 僕の心はいっぱいだった 誰かが僕に泣くなと言っただけど僕も歳をとって 心は冷たくなって それが嘘だと気づいた子供たちよ 目覚めろ 間違いをさらけ出せ 夏が灰燼に帰す前に子供たちが育たなければ 僕らの体は大きくなるが心は引きちぎ…
僕らふたり どこへともなく走り 誰かが汗水流して稼いだ金を使う 君と僕 日曜日のドライブ 帰る家はまだ見えない僕らふたり ポストカードを送り 壁には文字を刻む 君と僕 マッチを燃やして 掛け金を外して 家に帰る君と僕の思い出 道よりも長く 目の前に続く…
こんなことが前にもあった 君の家のドアを叩く 返事はない みんなあれは君じゃなかったと言うけれど 君が窓から僕を覗いているのが見えたんだ 灯りが漏れていたよ 君も僕を見ていたんだよね だって見上げた窓に君の顔が映っていたんだから電話をかけてみた …
今は静かに 全部 始まっていく思い出すのは キラキラした夜 まだ眠らないよ前を向けば 確かに君がいた君に言う必要も ないと思うけど 比べられないよ毎日が新鮮で 欲しかったものが 手に入るだけどさみしさで やりきれなくなる いつどこにいても消えなかった…
あの子は今日も路上で お仕事をしている みんなを魅了する とびきりの笑顔で今夜は さみしいよ 今夜は 会いたいよ 君がここにいてくれたら だけど会えない 君が帰ってくるまでは 夢を叶えて 無事に帰る日まではJFK空港には飛行機 君をはるか遠くから引き戻し…