Waiting For The Sirens' Call/New Order

この船は何を運んでくるのだろう
絶えず流れゆく海を越えて
セイレーンの呼ぶ声を待つ
見たこともないその姿を

船は孤独な交易を重ねる
白波を突き進みながら
航路を少しずつ変えながら
いつだってさまよってきた

人は誰もが愛を求める
だけどときどき物足りなくなる
壁に向かってドア越しに
向こう岸の見知らぬ人とともに

君を見捨てたりはしない
何て言えばいいのか
本当は君を傷つけていた
投げ出しそうになった

全部間違いだったんだ
君をそんな目にあわせるわけにはいかなかったんだ
君がいなくなったらどっちに舵を切ればいいんだろう
もしも君がいなくなったら……

深夜列車に乗って
まずはパリ そしてスペインへ
書類片手に旅をして
ヨーロッパ大陸を横断して

シティ・ライフは遠い彼方へ
今も車輪は回り続ける
さあ乗って 遅れはできない
僕らの行き先は待ってくれない

すべての星とすべての世界が
この宇宙を満たしている
僕らのように寄り添えないし
まぶしく輝くこともないけれど

君を見捨てたりはしない
何て言えばいいのか
本当は君を傷つけていた
投げ出しそうになった

全部間違いだったんだ
君をそんな目にあわせるわけにはいかなかったんだ
君がいなくなったらどっちに舵を切ればいいんだろう
もしも君がいなくなったら……

君を見捨てたりはしない
何て言えばいいのか
本当は君を傷つけていた
投げ出しそうになった

全部間違いだったんだ
君をそんな目にあわせるわけにはいかなかったんだ
君がいなくなったらどっちに舵を切ればいいんだろう

何度道に迷わなければならないのだろう
どれだけの言葉を口にすればいいのだろう
君にわかってもらうにはどうすればいいのだろう
君が……僕のような人間にとって最高の人であるということを