Singularity/New Order

すぐに冬はやってきた
夏などなかったかのように
僕らはステージに立つプレイヤー
役割はあらかじめ与えられ
金のために働いている
ただ今を生きている
巨大な土の塊に乗って
宇宙を周回しつづける

そして君の泣き声が聞こえる
すぐそばにいるような気がする

一日ごとに
少しずつ
すべての恋人の唇へ
キスをするために
戻ってくることのない
失われた魂のために
ここにはいない友のために
僕らは涙を流した

ただ僕は
確かな痕跡を残したい
真実を測る計器
武器をもたない兵士
君を気にかけている
1000マイル這ってでも
果てなき砂漠を越えて
すべての地に愛を探しだす

そして君の泣き声が聞こえる
どこにでもいるような気がする

そして君の存在を感じる
冬の空に溶けていく